蒸し湯も廃止され,元湯もなくなり,ちょっと寂しくなった鉄輪。
これまで無料の市営温泉だった渋の湯も組合温泉として新しいスタート。
組合温泉といっても1回100円で外来入浴も可能なのでひと安心。
さっそく立ち寄ってみると・・・。
なんと湯口には竹製の温泉冷却装置が設置されている。
ひょうたん温泉にあるタイプよりも小さく改良されている。
冷却装置のおかげか私が訪れたときは加水がされていない状態だった。
湯に浸かってみると,ちょっと熱めではあるが,加水なしで入れるレベル。

加水されていないため鉄輪独特の温泉臭も以前よりも明確。
そして,塩味もかなり濃くなっている。
さらに有料になって入浴者が減り,湯がきれいになった感じもする。
(気のせいかもしれないし,たまたまかもしれないけど・・・,)
最初に竹製冷却装置が設置されたひょうたん温泉では湯の香りが薄くなった感じがした。
竹製冷却装置が温泉成分を空気中に拡散させてしまっているような印象…。
それため,竹製の温泉冷却装置の効果には半信半疑だった。
しかし,渋の湯に浸かって考えが変った。
竹製冷却装置はかなりイイ感じ♪
温泉のガイドブックなどで渋の湯を絶賛する記事を度々見てきた。
しかし,いままでは加水も多かったしイマイチな印象だった。
でも,加水が減った今,まさに極上の泉質となっている。

別府の温泉は湯温が高いところが多く,やむを得ず加水しているケースが多々ある。
この竹製冷却装置が普及すれば,別府の温泉はもっと魅力的なものになるだろう。
是非,有効活用してもらいたい。