お天気もあまり良くないので近場の温泉ということで,リニューアルしたばっかりの北野温泉へ行ってきました。まだ1部未完成の仮オープンといった感じでしたが,見事に生まれ変わっていました。
浴室内は露天はまだ未完成で,湯が入れられていませんでしたが,内湯は完成しており,温泉を楽しむには特に不自由はありません。
内湯は,熱めの湯と温めの湯の2つの浴槽と水風呂の浴槽がありました。
熱めの湯は体感温度では44℃~45℃程度で,温めの浴槽は同じく41℃~42℃程度と感じました。源泉は48℃ですので,熱めの湯の方が新鮮だと思い,熱めの湯に浸かって疲れたら,水風呂へ入るといった感じの入浴を繰り返してきました。
建築中から,かなり大きな建物に生まれ変わるのが分かっていたので,お湯の質が落ちないかと心配していましたが,掛け流しは死守されており,掛け流す湯の量も問題ないように思われました。
ただ,以前は肌にはっきりと泡が付着していたのですが,この泡付きは極細かな泡しか見られませんでした。また,味も従来どおりの塩味+金気を感じる味なのですが,以前よりは薄くなった気がしました。建物の裏に大きなタンクが3つもあったので,恐らくいったんタンクに溜めた湯を浴槽には供給しており,そのため以前より鮮度が落ちたのではないかと思われます。
それでも,福岡近郊の温泉の質としては申し分のないものです。
味といえば,今までは,なんかヒノキの香りのようなものを感じるなと漠然と感じていたのですが,露天に使われている木材の香りかなと考えていたのですが,新しく生まれ変わっても,その香りと味ははっきりと感じました。なんか覚えのある味だと思っていたのですが,よ~く考えてみると,なんとモール泉の香りと味でした。そういえば,お湯も薄く黄色っぽく色づいています。
いままで,このあたりでモール泉とは思いも付かなかったのですが,今回のリニューアルで,この特徴が一層強くなったような感じがします。ひょっとしたら,新施設のために源泉を掘りなおしたのかもしれません。しかし,今まで気が付かなかったのが不思議です。
すっかり湯バテしてしまいましたが,帰る途中で,太宰府にあるお蕎麦屋さんでランチにしました。
お店は,竃神社の裏にある『そば処 宝満茶屋 山公』です。
以前,道に迷ったときに見つけて,期待せずに立ち寄ったら意外にも美味しかったので,また来てしまいました。
オーダーは前回同様『自然薯天せいろ(¥1,200)』です。すりおろされた自然薯に生卵,そばつゆ,薬味を混ぜたものにコシの強い固めの蕎麦を浸けていただきます。これがなんとも不思議な味わいで気に入っています。
意外にも近場でも,温泉に浸かり,美味い蕎麦を食べることができ,ちょっと得した気分になることができました。